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冬至にはゆず湯に入ったり、南瓜(かぼちゃ)を食べたりと家庭でちょっとしたイベントのように家族で楽しみますよね。
でも、1年で意識されているのは冬至だけで、夏至はカレンダーでしか見ないなって思いませんか?
なので夏至にたべる食べ物の風習がないのか調べてみました。
あまり知られていない、夏至の日に食べられているものをご紹介します。
夏至にたべる食べ物は冬瓜?
夏至に全国的な風習がない!
実は夏至には全国で共通するような風習はありません。
なので これといって「夏至にはこれを食べるんだよ」というような食べ物があるわけではないんですね。
夏至の日には冬瓜という話もありますが、これも地域によってという感じです。
夏至の時期は田植えの時期の真っ最中。昔は今のように便利なトラクターや機械はまだありません。
家族・親戚そろって田植え作業をしていたので、余裕もあまりなく夏至の日に特別な食事をとることはなかったのかもしれませんね。
とは言っても、地域によっては夏至になると食べるものがあります。
夏至に食べるものを地域別にご紹介!
全国的な夏至の風習がないとお話しましたが、地域によっては夏至の日に食べるものがあるんです。
わかった範囲で地域別に夏至にたべる食べ物をご紹介していきますね。
大阪では夏至の日にタコを食べます。
これはタコが海底で岩に足を張り付けて離れないことが始まりになっています。
「タコの足のように稲穂が根を張りますように」
そんな農家の人の思いが込められているということでした。
奈良と和歌山で夏至に食べるものが共通していました。
小麦粉ともち米を同じ量であわせ、きな粉をかけて作った小麦餅を食べます。
夏至の時期は小麦が良く獲れる時期のため収穫を祝い、手伝ってくれた人や近所の人に配り、一緒に豊作を願って食べるのが風習です。
香川県はうどんが有名ですよね。
やはり小麦の収穫の時期ということもあり、香川県の夏至も小麦が使われているうどんを食べるそうです。
田植えが終わり麦の刈り入れが終わるの時期なので、収穫したばかりの麦でうどんを作り食べます。
我が家は麺類も大好きなので、新鮮な麦で作ったうどんなんて羨ましいです♪
関東の方では夏至に小麦で作った餅を焼いて食べます。
こちらも奈良や和歌山と同様に、収穫を手伝ってくれた人に配ったり、お供え物として用意するのが一般的です。
さいごに
この記事で紹介した以外の他の地域でも、まだまだ夏至にたべる食べ物がありそうです。
残念ながら夏至には冬至と違って全国的に食べるものとして認識されている食べ物はありませんでしたが。
でも、地域によって思いが込められた夏至の食べものがあることがわかりました。
夏至の時期は田植えや麦の収穫の時期ということで、麦を使ったものが多いのかな?
夏至にはお米や麦を使った食べ物を作るのもいいですね♪